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みんなで同じものを共有する“食のバリアフリー”。シンプルな素材を楽しく。美味しく。「Guruatsu STAND(グルアツスタンド)」

食料品

雲一つない晴天にもかかわらず、指先が寒さでかじかむ。冬の匂いに包まれたかっぱ橋本通りでは、ガラガラで抽選をしていた。近所の人たちがお店でもらったレシートを持ち寄って楽しそうに一喜一憂している姿は下町の情緒を感じる。

もうすぐクリスマス。年末へと向かっていく明るい雰囲気が街にも表れ始めた。この時期は焼き菓子や洋食が無性に恋しくなる。今日はずっと気になっていたお店に満を持して行くことにした。指先を擦りながらも足早に歩を進める。見えたのは可愛らしい佇まいの「Guruatsu STAND」。グルメなものが集まってグルメな人が集うという意味を持つこのお店。ちょこんとショーケースに整列したお菓子の数々が心を躍らせる。

健康への意識

ここで販売しているものはすべて乳製品、卵、動物性のものを使用していない。オーナーの米川(よねかわ)氏は元々ハードな仕事をしていた。体を壊してしまったところから食に対する意識が変り、お店を始めることになった。初めは焼き菓子のみインターネット限定の販売で、7年前にここかっぱ橋本通りにお店を構える。5年前に東上野で店舗を展開し、ドリンクやランチ、調味料等の物販などメニューも豊富になっていたのだそう。

乳製品、卵、動物性のものをまったく使わないとなるとどうやって作っているのか気になるところだ。意外にシンプルなのだと言うスタッフの光畑(みつはた)氏。基本は小麦粉、全粒粉ベースで、液体系は豆乳と菜種オイル。マフィンには卵の代わりにしっとりさを加わえるためお豆腐を使ってるんだそう。

作り方やこだわり、話を聞けば聞くほどその味わいへの期待に胸が高鳴っていく。

ダイレクトに伝わる素材の味わい

おすすめの渋皮栗のモンブランをいただく。マフィンにごろごろと乗っている渋皮栗は、米川氏のお母様が煮たもの。米川氏のご実家はもともとスーパーを営んでおり、売りに出すお惣菜を作ったりお料理をすることが多かったのだと言う。

手に持つとどっしりとした重みが伝わる。この特別感がなんだか嬉しい。一口齧ると、くどさの無いすっきりとした甘みと小麦、全粒粉の豊かな香りが口の中に広がっていく。しっとりもっちりとした食べ応えのある食感。もちもちと噛みしめていくとどんどん甘みが強くなっていく。素材本来の旨味、風味が生きた深い味わい。栗は甘く煮詰められており、柔らかくホロホロとしている。生地と合わさると幸せな気分になり、思わず頬が緩んでしまう。

素材の味がダイレクトに伝わる風味豊かなマフィン。いつものお菓子と一味違う魅力を持った豊かな味わいであった。これが健康にも良いと言うのだから驚きだ。

続々と増えていくメニュー

先程の渋皮栗のモンブランだけではない。売り切れ必至のメープルバナナ。実がゴロゴロ入ったスコーンのいちじく&くるみなど、人気の高いメニューは数多い。

そもそものメニュー数自体とても多く、季節ごとにどんどん増えている。大体はスタッフの意見やポロっと漏れた一言からヒントを得て作ることが多い。時にはトレンドや新しく出てきた食材から考案することもあるんだとか。ビーガンやアレルギーの方もみんなで食べられるものを作っているぐるあつ。ビーガン食材は豆乳チーズやビーガンバターなど、ここ数年で色々と出て来ているそう。色々なところからイメージを膨らまし、積極的にみんなの意見を取り入れているため、この様に沢山のメニューが出来ている。新しいメニューが増えるとお客様も喜んでくれるし、その喜びを分かち合えることが嬉しいと光畑氏は話す。

焼き菓子だけでなく、ミントシロップを使ったドリンク、しそジュースにチャイなど、色々とスタッフから考案されているらしい。季節ごとにどんどん増えていくのは常連のお客様にとっても、とても嬉しいことだろう。

食のバリアフリー

ランチは日替わりでお弁当を販売している。これに関しても動物性のものは使っておらず、サラダ、ご飯、野菜を使った4品で構築されている。野菜は有機のものを使用しており、消化も良く、体の負担にならないもの。そして何より一番は、素材自体の甘さ、旨味を生かし、とにかく野菜を美味しく食べて欲しいと言う。

米川氏が掲げているのは“食のバリアフリー”。子供からお年寄りまで。アレルギーを持っている人もビーガンで食事を制限している人もみんなで美味しく食べられる食事作り。基本はすべて植物性のものを使用し、体に優しいものを。シンプルな食材でも楽しく美味しく食べられるということを多くの人に知ってほしい。

一緒に同じものを楽しく食べるという幸せを、当たり前にみんなで味わうということ。その“食のバリアフリー”という観点を一番に大切にしていきたいと話した。

最近は米粉シリーズが充実していると言う。ブラウニーやクッキー、クリスマス限定のガトーショコラに季節のフルーツタルトなど、グルテンフリーで小麦が食べられない方でも美味しくいただける。Guruatsu STANDのそのホスピタリティには驚きの連続であった。

二号店である東上野の店舗にはイートインスペースもあり、調味料など自宅で使える物販も充実しているのだとか。ランチメニューも幅が広いと聞いたので、今度はそちらにも伺ってみたい。

グルメなものが集まってグルメな人たちが集うという意味の「ぐるあつ」。まだ見ぬ素材の旨味を引き出してくれる、面白みに溢れたこのお店。一度訪れてみて欲しい。きっと新たな発見が待っていることだろう。

Guruatsu STAND(グルアツスタンド)
住所  :東京都台東区松が谷3-8-4
営業時間: 12:00~18:00 ※現在時短営業中 11:30~16:00
定休日 : 日曜日、祝日
電話番号: 03-5830-3700(東上野店直通※STANDは固定電話なし)

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