バラエティに富んだ新感覚ラテ。リピートしたくなるその訳とは。「LATTE STORY(ラテストーリー)」

カフェ・喫茶

かっぱ橋道具街の入り口から少し小道に入ってみる。早い時間ということもあって家族連れや地元の方がちらほら。駆けてはしゃぐ子供の姿が眩しい。ここはかっぱ橋や浅草駅周辺に比べ目立ってお店が多いわけではなく、ベッドタウンの様な場所だ。上野、浅草の中心地が徒歩圏内でありつつも喧騒からは一線を置いている。家族で住むのにはこれ以上ない立地だろう。

連なる住宅の間にポツンと挟まれたネオンが光るおしゃれなお店を発見。中では近所の人らしきお客さんがお店の人と和気あいあい話しながらカップを傾けている。和やかな雰囲気に惹かれるまま扉へと吸い込まれていった。

改良を重ねるクリエイティブな空間

西海岸のカフェの様な爽やかでおしゃれな空間。とにかく明るい気分にしてくれる雰囲気に自然と笑顔が溢れる。店前にもあった壁掛けのネオンがまた映えていた。店長の城戸(きど)氏は、せっかく自分のお店なのだから内装はどんどん変えていきたいと話す。なんだかクリエイティブで楽しそうだ。

ここは2020年4月15日、8カ月ほど前にオープンした。城戸氏と友人でコーヒースタンドを出そうと計画。他店との差別化もあってラテ専門店にしたら面白そうとの考えからLATTE STORYをオープンした。もともと繁華街の中心で忙しなくというよりはゆったりとお客様と話しながらの経営を想い描いていた城戸氏。東京都内の下町で、たまたま良い物件があったここに物件を決めたのだそう。

ラテを売りにしているというのはよく聞くが、専門店というのは聞いたことが無い。いったいのどのようなドリンクを提供しているのか非常に気になるところである。

次々と考案されるメニューと新たな発見

メニュー表に目を落とすと、ノーマルなLATTEよりも一番上の目立つ場所に“FLAVOR LATTE”の文字が。シロップを使った多様なフレーバーのラテをメインに提供しているのだそう。

ベースのエスプレッソはブラジル、エチオピア、グアテマラのブレンド。もちろんそのまま飲んでも美味しくいただけるが、どんなシロップにも合わせることが出来るバランスの取れた癖が無くコクのあるものを使用している。シロップは城戸氏自ら業者と相談、試飲してセレクト。種類は流動的で取り扱い数は非常に多く、メニューに載っているもの以外にもかなりの数があるのだと言う。

場所が住宅街ということもあり、常連のお客様が多数。他店に案をもらったり、面白そうなものを組み合わせたりバラエティに富んだメニューを日々考案している。本来ドリンク用でない材料を取り入れて作ったり、ドリンクの色先行でレシピを考え出すこともあるのだとか。そういった新たに発案されるメニューにないものもすべて500円ほどで提供している。ふらっと来て新しいメニューを試しに来るお客様も多いそう。新しい発見を見つける楽しさに何度も足を運びたくなってしまう。

多様な個性派フレーバー

沢山ある中で特に人気だと言うのがバニラとポップコーン。濃厚なバニラはこの寒い季節特に人気だ。業者と話し合い、味、濃厚さ、品の良さなど総合的に加味した上で仕入れた芳醇なフレーバー。よく出回っているものに比べても非常に上質で、品の良い香りが楽しめるのだと言う。ポップコーンはキャラメルの様な濃密な甘さと、豊かで暖かな香ばしさが強く感じられる。あまり見ない珍しいフレーバーなため、お客様の大半はその味わいに驚く。また、唐辛子のシロップも珍しく、普段のまろやかなラテにスパイシーでピリッとした刺激が癖になる個性的なフレーバーである。

多種多様でバラエティに富んだフレーバー。ひとつひとつどれも魅力的だが、コーヒーとの相性だけにフォーカスを当てるのもなんだか勿体ない。メニューにはソーダや紅茶、ミルクとシロップを合わせたドリンクも。そんな中で見た目にも味にも新しい個性の光るドリンクがあった。

青色のハーブティー“バタフライピー”

一際異彩を放つ青色のドリンク。これは、バタフライピーという青いお花のハーブティーで作ったオリジナルのシロップを使用している。ミルクで割っても綺麗な発色になるよう、大量のバタフライピーで色を出しているのだそう。もとのハーブティーとしての味わいはさっぱりとしており、単体では味が薄く感じてしまう。そのため、ジャスミンでベースの味を作っているのだそう。

ミルクとハーブティー。初めてのバタフライピーはさっぱりとアイスでいただいた。口に含んで驚いたのが、はっきりとした鮮やかな青からは想像がつかないふんわりとした穏やかな風味。ハーブティーならではの優しく広がっていく上品な香りに、次第と心も体も安らいでいく。ミルクで更にまろやかになった口当たりが非常に心地良い。明るく穏やかな店内の雰囲気と相まって、すっきりとリフレッシュされていく感覚。見た目だけでなく、その味わいも至極であった。

居心地の良い空間とアトラクションの様な面白さ

リフレッシュされるような感覚。これは明るい雰囲気を醸し出す内装ももちろん関係しているが、根本の理由はそこではない。遊びに来たお客様とメニューや味の好み、ラテについて話が弾む。これはナチュラルで心地の良いコミュニケーションがあるからこその魅力だ。ずっと座って友達と話すいつもの時間というよりは、明るく開放的なLATTE STORYならではのこの空間を楽しんでほしいと言う城戸氏。他にも居心地の良いカフェは沢山あるが、このお店にしか無い一味違った体験がそこにあった。

居心地の良い空間に、新しい感覚をもたらしてくれる豊富でバラエティに富んだメニュー。写真にも映える柔らかで素敵なドリンクをぜひ味わってほしい。居心地の良い空間とアトラクションの様な面白い感覚。きっと虜になるだろう。

LATTE STORY(ラテストーリー)
住所  :東京都台東区松が谷1-3-1
営業時間: 10:00~17:00
定休日 :月曜日,火曜日
電話番号:なし

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